書道作品『倹能養徳』は、烏思尧(う・しぎょう)によって2002年に制作されたものです。画心のサイズは132cm×65cm、表装後のサイズは160cm×79cmとなっております。すでに表装済みで、ガラス入りの形式です。わずかに折れ跡がありますが、気になるようであれば再表装によって修復可能です。
「鷹撃長空(ようげきちょうくう)」の意味は、雄々しい鷹が大空を羽ばたきながら飛翔するさまを指します。
比喩的には、大志を抱いた人物が、広大な舞台でその才能を存分に発揮することを意味します。
【作者紹介】
烏思尧(う・しぎょう/1950年生まれ)は、中国・西安出身の回族(イスラム教徒)の書道家です。中央民族大学を卒業し、幼少の頃より父の影響を受けて書を学び、特に篆書に力を注いできました。彼の筆致は力強く、風格に満ちています。
【芸術的特徴】
篆書を得意とし、碑(石碑)と帖(手本)の精髄を融合させた作風で、古典的な趣と現代的な感性を兼ね備えています。また、かつて硬筆による行書体で30万字におよぶ『コーラン(古蘭経)』を筆写したことで、大きな社会的注目を集めました。
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